<プロジェクト第一弾!> 『自宅でできるリハビリテーション』
1. 生活リズムを作ろう
(1)スケジュール表を利用しよう
1日スケジュール表や週間スケジュール表で日課を管理することで、1日・1週間の見通しを持って生活することができます。
また、頑張りすぎて疲れたときなどは、スケジュール表を振り返ることで、その原因を考えることができます。
朝には1日の予定を見直して、寝る前には翌日の予定を確認するようにしましょう。
また、頑張りすぎて疲れたときなどは、スケジュール表を振り返ることで、その原因を考えることができます。
朝には1日の予定を見直して、寝る前には翌日の予定を確認するようにしましょう。
(2)夜はしっかり眠りましょう
高次脳機能障害は、脳疲労が生じます。脳疲労を改善するためには睡眠を確保することが最も有効です。
夜更かしせずに、睡眠を十分取るように心がけましょう。
夜更かしせずに、睡眠を十分取るように心がけましょう。
(3)ルーチン(一定の)な日課を心がけよう
日課の中に、イレギュラー(慣れていない)な予定があると、慣れていないことに対応することで疲れてしまいます。
日課の大枠を決めて、大きな変化がない日課を組みましょう。
日課の大枠を決めて、大きな変化がない日課を組みましょう。
(4)終わりをしっかり決めよう・疲れ(頑張りすぎ)に気をつけよう
活動に夢中になってしまうと、ついつい時間を忘れて夢中になってしまいます。
頑張りすぎてしまうと、易疲労(疲れすぎ)になってしまいます。
何かに取り組む場合には、できるだけ終わりの時間を決めましょう。
また、疲れた際には、終わりの時間にこだわらずに、途中で中断するようにしましょう。
頑張りすぎてしまうと、易疲労(疲れすぎ)になってしまいます。
何かに取り組む場合には、できるだけ終わりの時間を決めましょう。
また、疲れた際には、終わりの時間にこだわらずに、途中で中断するようにしましょう。
(5)スケジュールを管理するアプリなど
- 高次脳機能障害がある人の生活支援アプリ「あらた」
- グーグルカレンダーを使うと、予定が事前にメールや通知される機能を利用することができます。
2. 日中活動を作ろう
座学(座って勉強)とアクティビティ(軽く体を動かす)を組み合わせてみましょう。ただし、勉強するときも体を動かすときも、終わる時間を決めておきましょう(集中しすぎて頑張りすぎてしまうと、易疲労(疲れすぎ)の状態になってしまいます)。また、疲れてしまったときには、終わりの時間を待たずに終了しましょう。
(1)脳のトレーニングをしよう
自宅にある計算ドリルや漢字ドリル、ネット上には様々な脳トレサイトや脳トレアプリがあります。
それらを活用して、脳トレをしてみましょう。
それらを活用して、脳トレをしてみましょう。
- 「やってみようパソコンデータ入力」という障害者職業総合センターが提供しているトレーニングソフトもあります。
(2)軽く体を動かそう
散歩やストレッチなどの運動を行うことは、脳の回復に良いと言われています。
心地よさを感じる程度で構いませんので、運動をしてみましょう。
心地よさを感じる程度で構いませんので、運動をしてみましょう。
(3)リラックスする時間を作ろう
心と身体のリラックスは、緊張を強いられる毎日には重要です。
最近は、マインドフルネスやヨガがリラクゼーションの側面から注目されています。
最近は、マインドフルネスやヨガがリラクゼーションの側面から注目されています。
3. 家事をやろう
家事は高次脳機能障害を改善する上で非常に有効です。それぞれの家事は、注意・記憶・遂行機能・情報処理能力など、多様な高次脳機能を必要とするためです。自分にできる家事をやってみましょう。
(1)朝ゴミ出しをしてみよう
ゴミは、種類別に回収する曜日が異なります(曜日感覚が身につきます)。また、分別する必要があります。朝になって慌てることなく、前日から準備をしておきましょう。
また、ゴミを出すときには、着替えて行きましょう。
また、ゴミを出すときには、着替えて行きましょう。
(2)洗濯物を干そう・取り込もう
洗濯物を干すことで、巧緻性(細かな作業をする力)や構成力(バランス良く配置する力)が養われます。
洗濯物を取り込むことで、展望記憶(将来行うことを記憶しておく)の保持に役立ちます。洗濯物たたみは巧緻性が必要です。洗濯物を片付けることも、注意(片付け忘れはないか)・記憶(どこに何をしまうか)や遂行機能(どの順番で片付けることが効率的か)に有効です。
洗濯物を取り込むことで、展望記憶(将来行うことを記憶しておく)の保持に役立ちます。洗濯物たたみは巧緻性が必要です。洗濯物を片付けることも、注意(片付け忘れはないか)・記憶(どこに何をしまうか)や遂行機能(どの順番で片付けることが効率的か)に有効です。
(3)家の掃除をしよう
自宅を掃除することは、どこまで掃除をしたのか(記憶力)、ゴミの見落としはないか(注意力)が養われます。拭き掃除は、ストレッチになります。
(4)自分に好きなもの、誰かに食べさせたいものを作ってみよう
料理をすることは、記憶力(手順を覚える)、注意力(火加減と具材に同時に気を配る)、遂行機能(段取り良く物事を行う)ことの練習に繋がります。レシピを見て、手順を確認しながら行いましょう。
(5)家の周りの掃除をしてみよう・庭の草むしりをやろう
家の中だけではなく、家の周りや(庭がある場合は)庭の草むしりをすることで気分転換がはかれます。
5. 日課のモデル
当センターでは、1. 規則正しい生活、2. 日中活動の確保、を積み重ねていくことが社会参加につながるとお話しています。
6. さいごに
新型コロナウイルスの影響で、見えないウイルスに翻弄されつつ、外出もままならない日々が続いています。
しかし、平穏な日常を取り戻すまで、平穏な日常を取り戻した後も、新しいリハビリや情報を発信していきたいと思います。
また、皆様からも「こんな工夫をしています」「こういう風に生活しています」「こんなことで困っています」という情報がありましたら、私どもにお教え下さい。
当事者・ご家族の皆様、家族会の皆様、拠点機関の支援者、関係者一丸となって乗り越えていきましょう。
※今後も、豆知識情報や地域からの情報もアップしていく予定です。お楽しみに!
しかし、平穏な日常を取り戻すまで、平穏な日常を取り戻した後も、新しいリハビリや情報を発信していきたいと思います。
また、皆様からも「こんな工夫をしています」「こういう風に生活しています」「こんなことで困っています」という情報がありましたら、私どもにお教え下さい。
当事者・ご家族の皆様、家族会の皆様、拠点機関の支援者、関係者一丸となって乗り越えていきましょう。
※今後も、豆知識情報や地域からの情報もアップしていく予定です。お楽しみに!
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