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小児理学療法科(小児PT)


小児理学療法科は2部門に分かれています。集中訓練や長期入所でのリハビリは第1理学療法科、外来訓練や通園・通所でのリハビリは第2理学療法科が担当し、お子様の運動機能の向上、運動発達の可能性を広げていくことを目指して、ご家族と一緒にリハビリテーションを行っています。また、生活を送る上での補助として補装具や移動具作製のサポートやボトックス注射前後での身体面の確認、呼吸ケアに関する提案を行います。
(2021年度 理学療法士18名在籍)

小児理学療法科の取り組みについて

【1】立つ、座るなどの基本的な身体機能に対するリハビリテーション

座りながら周りの状況を見たり、玩具を手で掴んで遊ぶために首のコントロールや身体を支える練習をしています。
目的に沿った姿勢のとりかたや、環境設定を提案します。

【2】歩行などの移動手段の獲得、維持

歩行器での歩行練習場面です。
足でしっかり支える練習や運動量の確保など、生活状況を確認しながら目的に応じて実施します。
歩行だけでなく電動車椅子を使用した移動手段の獲得やご家庭などの生活場面においての介助方法の検討なども行なっています。

【3】変形・痛みなどの二次的な障害の予防と改善

歩く、立つ、座るなどの姿勢・動作を保つために必要な関節の動きを引き出しています。二次的に予想される障害を予防していくために、ご家庭でのストレッチ方法や運動について相談していきます。

【4】補装具(車いす類、下肢装具等)の作製についての相談

姿勢や生活場面を考慮した上でご家族、医師、業者と連携し、適切な補装具の提案・選定を行います。主に移動具・座位保持椅子・歩行器・腹臥位台・下肢装具・体幹装具の作製についてサポートします。

【5】呼吸に対するリハビリテーション

重い障がいのある方々が健康に過ごすために日常生活に介入し、呼吸などの生命を維持する機能の改善や維持、リラックスして過ごせる姿勢を提供しています。看護師、保育士、介護士と連携しながら、健康で過ごすために身体の動きを引き出しています。

【6】高次脳機能障害に対するリハビリテーション

注意障害や記憶障害などの高次脳機能障害を有するお子さんに対する理学療法も行なっています。運動を通して、体力やバランス機能、協調運動の向上を図っています。また自分の運動や行動の振り返りを行い、復学などの日常生活復帰を支援しています。

小児リハビリテーション療法室の様子

リハビリ室には、お子様の運動を引き出すための様々な玩具や歩行器があります。
楽しみながら立ったり、歩いたり出来るようなリハビリテーションを心掛けています。

リハビリ室