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看護局長挨拶 理念・基本方針


看護局長 飯田 直子
千葉県千葉リハビリテーションセンターは「誰もが街でくらすために」を理念とし、⼩児から⾼齢者までのさまざまな発達段階にある障害者に、外来・⼊院による包括的なリハビリテーションを提供しています。

地域リハビリテーションの中核的センター機能

千葉市の郊外に位置し、成⼈を対象とする回復期リハビリテーション病棟50床、⼀般病棟33床と障害者病棟27床、医療型障害児⼊所施設「愛育園」4棟132床の計242床を有します。

回復期リハビリテーション病棟は県内他施設と⽐較して若年からの重症・社会的リスクの⾼い⽅を多く受⼊れ、障害者病棟では主に県内発⽣の4~5割程度の脊髄損傷患者を受⼊れています。⼀般病棟では重度関節リウマチや変形性関節症の⽅の⼈⼯関節置換術周⼿術期のリハビリテーション、脳⾎管障害の⽅などを受⼊れています。

医療型障害児⼊所施設「愛育園」は、従来の肢体不⾃由児施設と重症⼼⾝障害児施設(重⼼施設)をH24年度改編し、児童福祉法に基づく医療型障害児⼊所施設と障害者総合⽀援法に基づく療養介護施設の2つの機能を有し、集中した訓練・療育や⻑期⼊園児への⽣活⽀援、短期⼊所などによる在宅⽀援を⾏っています。また、総合療育センターとして、療育⽀援事業による地域の保育所への指導、療育相談、通園事業などを⾏っています。

県のリハビリテーション拠点としての教育機能も重要な役割です。延1,000⼈以上の実習⽣・研修⽣を受⼊れ(H30年度実績)、センター内で様々な研修会等を実施したり、県内各施設等へ職員派遣なども⾏っています。

看護局の理念・特徴・教育

看護局はセンターの理念を受け、利⽤者の権利を尊重し安⼼できる療養環境を提供すること、主体性を尊重し⾃⼰決定を⽀援すること、⼀⼈ひとりのQOL向上を⽬指し⼼のこもった看護に努めることを基本⽅針としています。

「⾝体抑制をなくすための基準」のもとに、ミトン、ベルトや⾼柵ベッドによる抑制を解除してきました。また、固定チームナーシングを導⼊し、多職種と⼀緒に退院前・後の家屋訪問などを実践し継続的に⽀援する中で、看護師はよりやりがいを感じています。

教育については、専任の教育担当副看護部⻑をおき、新卒・既卒に限らず、全ての新採⽤職員にプリセプターシップによりオーダーメイドの適応⽀援・キャリア開発⽀援を⾏っております。ポートフォリオ、⼊職1年間のスケジュールパスや技術チェックリストを⽤いて、⼀⼈ひとりのやりたい看護が実現できるように、また、なりたい看護師に近づけるよう、プリセプターのみならず、固定チーム、臨床指導者や管理者がタッグを組んで⽀援します。

また、仕事をしながら学び続ける⼈を⽀援しています。就学部分休業制度や⼤学院通院助成制度を活⽤して⼤学院に通学する⼈もいたり、専⾨看護師・認定看護師の資格取得を推進しており、⼩児看護専⾨看護師、⽼⼈看護専⾨看護師、摂⾷・嚥下障害看護認定看護師、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師などが誕⽣しています。

多職種と⼀緒にリハビリテーションを学ぶ場

リハビリテーションの現場では多職種で関わり連携しながらも、葛藤や対⽴を感じることが多くあります。
激変する内外の環境変化に適応し、利⽤者の多様なニーズに応える柔軟で強いチームを創るには、⼀緒に学ぶ姿勢が重要です。H22年度に⼈材育成部が⽴ち上がり、特に、チームの結節点にある管理者のコミュニケーションや管理実務能⼒の担保、新⼈からの多職種連携教育に⼒を⼊れ、これからのセンターの基盤づくりを進めています。

充実した福利厚⽣

職員住宅や独⾝住宅などはもちろん、職場保育所は夜間保育も⾏っています。

リハビリテーション看護に触れる︕

充実したインターンシップもご⽤意しております。どうぞお気軽にご参加ください。

固定チームナーシングのカンファレンス

多職種合同新任研修


理念・基本方針

看護局の理念

私たちは、
  • 障害を持つ人々の権利を尊重し、安心できる療養環境を提供します
  • 障害を持つ人々の主体性を尊重し、自己決定を支援します
  • 一人一人のQOLの向上を目指して、心のこもった看護に努めます

看護方針

  1. 対象の全体像の把握に努め、個人を尊重した看護を提供します
  2. 看護基準を定め、看護の質を保証します
  3. 他職種と協働しながら、看護独自の機能を明確にします
  4. 客観的な指標に基づいて、安全で効率的な看護を提供します
  5. 組織の一員として役割を遂行するとともに経営に参画します
  6. 専門職業人としておよび一個人としての成長と向上に努力します